オーダーメイド転職事例
医師の転職
専門分野への復帰

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- 勤務地
- 中部地区
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- 年齢
- 50代
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- 性別
- 男性
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- 科目
- 泌尿器科医
泌尿器科医として研鑽してきた医師。数年前に現職の法人が分院を開設したためそちらへ異動となったが、内科医が不足していたためやむを得ず内科診療も兼任することに。以降も内科兼任で勤務してきたが、自身の専門意分野に専念したく転職を決意。さて結果は・・・
- Qなぜ転職を考えられましたか?
- 現職には泌尿器科医として入職しましたが、3年程経った頃に分院が開設されたのを機に、異動要請に応じて分院所属となりました。分院では内科医が著しく不足していたため、内科業務を兼任して欲しいとの相談を受けました。お世話になった院長先生の頼みを断ることもできず、新たな内科医が入職するまでの間という条件で、不得手なりにも内科を中心とした業務に携わってきました。おかげ様で大きなトラブルはありませんが、やはり内科が専門の先生方には到底及ばず、肩身の狭い思いを抱いたことが転職を考えるようになったきっかけです。
慢性的な医師不足のため新たな内科医が着任するという話も一切耳にしません。このまま不得手な内科業務を継続することは避けたいとの思いが日増しに強くなり、本職である泌尿器科医へ復帰するために転職を決意しました。しかし、大学医局が非常に強い地域のため求人自体が限られ、私の年齢でも歓迎してくれる施設はあるのか心配していましたので、複数の人材紹介会社へ登録しました。
エージェントにオーダーした内容、勤務体系、
プライベート、どう変わりましたか?
- 1週4.5日~5日勤務
- オペも再開したいと希望しましたので、週5日勤務となることは覚悟していましたが、土曜日の午後が休診日のため4.5日勤務となりました。半日の軽減でも体力的な負担を考えるととても助かります。
- 2当直は月2回まで、遅番は可能も早出は不可
- 当直は泌尿器科以外の患者も診る機会となるので、月2回程度であれば負担もなく良い刺激になると思い引き受けました。私は夜型タイプで朝が弱いため、早番は免除してもらい遅番を余分に担当しています。
- 3オペ設備の整った病院
- オペ室はあっても、泌尿器科で使う膀胱鏡まである施設は少ないのですが、以前オペを行っていた時の器具類がほぼ完全な状態で保管されており、必要に応じていつでも開始できる状況でした。尿流量計もあり設備面についても満足しています。
- 4泌尿器科専任での業務
- 泌尿器科専任を希望したものの、状況に応じて他の診療科も診なければならないと覚悟していました。しかし、当院は内科医が充実しており泌尿器科医が不在、近隣に泌尿器 を標榜する病院もなく、希望どおり泌尿器専任として迎え入れていただけました。
- 5年収1,900万円程度
- 年収の維持はエージェントに強くお願いしました。結果、月2回の当直料を含め2,000万円の提示をいただきました。前職は毎週の当直を含めて1,900万円でしたので、勤務日数の軽減もあわせてとても満足しています。
- 6自宅から車で1時間以内で通える医療機関
- 距離という視点でいえば前職よりも少し遠くなりましたが、渋滞する地域を通らずに通える道程なので通勤時間はほぼ変わりません。高速道路を利用するため軽い渋滞もないのでストレスも少なく快適です。
- 転職前
- 週5日勤務、当直あり(毎週)、内科主体(年俸1,900万円)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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内科外来 9:00 ~ 13:00 | 専門外来 9:00 ~ 13:00 | 休 | 内科外来 9:00 ~ 13:00 | 病棟管理 9:00 ~ 13:00 | 一般健診 9:00 ~ 13:00 | 休 |
内科外来 14:00 ~ 17:00 | 病棟管理 14:00 ~ 17:00 | 病棟管理 14:00 ~ 17:00 | 病棟管理 14:00 ~ 17:00 | 病棟管理 14:00 ~ 17:00 | ||
当直 |

- 転職後
- 週4.5日勤務、当直あり(隔週)、泌尿器専任(年収2,000万円)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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泌尿器外来 8:30 ~ 13:00 | オペ日 8:30 ~ 17:00 | 病棟管理 8:30 ~ 13:00 | 休 | 泌尿器外来 8:30 ~ 13:00 | 泌尿器外来 8:30 ~ 13:00 | 休 |
病棟管理 14:00 ~ 17:00 | 病棟管理 14:00 ~ 17:00 | 救急当番 14:00 ~ 17:00 | ||||
当直 (隔週) |
- Qご転職された後、現勤務先における問題点や課題などありますか?
- 問題点は特に感じておりませんが、課題を挙げるのであれば後進の育成と考えます。あと10年はオペを続けるつもりですが、徐々に集中力が弱くなっていることを感じるので、早急にもう1名の常勤医師の招聘を病院側へお願いしています。長く泌尿器科医が不在だったこともあり、スタッフには泌尿器科の教育も必要ですが、育成も楽しみとして捉えながら焦らず取り組んでいきたいと思います。
今回は、泌尿器科医として専念できる環境を最重視して転職活動を行いましたが、待遇面や業務内容の拘りもありましたので、各社のエージェントには対応可能な業務から希望条件まで細かく伝えました。正直に申しますと、現職の求人情報は他の紹介会社からも案内がありましたが、勤務条件から待遇面、医師体制、設備、どのような業務を求められるのかに至るまで、CMEの案内が一番詳しく明記されていたことがサポートをお願いする決め手となりました。事前の情報収集を重視する私の性分を理解し、私のオーダーに最後まで寄り添ってくれたCMEのエージェントあってこその転職と感謝しております。この度は本当にありがとうございました。