オーダーメイド転職事例
医師の転職
1ヶ月以内の転職を希望(70代の医師の事例)

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- 勤務地
- 北陸地区
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- 年齢
- 70代
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- 性別
- 男性
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- 科目
- 老年内科
15年程同じ老健施設で勤務してきた医師。期待に応えて加算取得に励んだことが裏目に出て負担が増加、契約を更新せずに退職を選択したものの、転職した老人施設の運営方針に不安を感じて早期転職を希望。さて結果は・・・
- Qなぜ転職を考えられましたか?
- 前職は臨床時を含めると20年以上在籍した法人で、老健施設としては破格の給与を貰っていました。恩に報いるため加算取得に励んだことが裏目に出て、業務過多に加え新たな加算取得を追求することが平常化、年齢を重ねるごとに体力的にも気持ち的にも疲弊して、契約更新せず円満退職しました。元気な間は医師として働きたいとの思いも強く、年齢相応のゆったり勤務できる施設を求め紹介会社を介して現職へ転職しましたが、初日から重篤な入所希望者の受け入れを求められたり、最初の会議で加算取得にむけた計画が法人本部の重責者より発表されるなど、運営的なことを考えれば仕方ないと思う反面、私の意向は一切聞かず決め打ちで話が進むことに疑問と不信感を覚えました。事務長へ相談しても「本部の意向には逆らえない」という回答ばかりで、早々に見切りをつけなければと考え求人サイトを検索しました。ちょうど目に留まった求人がCMEさんの求人で、事情を伝え相談したことがきっかけで転職のサポートをお願いしました。
エージェントにオーダーした内容、勤務体系、
プライベート、どう変わりましたか?
- 転職前
- (勤務医)単独型老健
週4日勤務・オンコール有
年収1,500万円

- 転職後
- (管理医師) 併設型老健
週4日勤務・オンコール無
年収1,300万円
- 1早期転職を希望(できれば1ヶ月以内)
- 2~3ヶ月様子をみようと考えましたが、事前に聞いていた内容と乖離することばかりで、お互いのためにも早いほうがよいと転職を決断しました。熱心に慰留されると決意が鈍る自身の性格も考慮し、次の転職先を早々に決めたいとの思いでエージェントへ最優先事項としてお願いしました。締め日の関係で1ヶ月以内の転職とはなりませんでしたが、依頼日から10日後には面接に臨み、無事に翌月から勤務開始となりました。我儘な希望に応えていただき感謝しております。
- 2週4日勤務・土日休み
- 問い合わせたCMEさんの求人は週5日勤務必須とのことで条件合致しませんでしたが、代案で紹介いただいた施設は週4日勤務可能とのことで面接へ臨みました。祝日は関係なく勤務となりますが、希望どおり土日休みなので問題ありません。
- 3夜間出動、オンコールなし(必要なオンコールは可)
- 前職は単独型老健だったこともあり、頻度は少なくても出動を含めた夜間対応の責務はありました。現職は併設型老健のため、夜間は併設病院の当直医が対応してくれるため私の責務はありません。 オンコールには施設長として私が対応する必要がありますが、日中に看護師へしっかり指示を出しておけば頻度を激減することは可能ですので問題ありません。
- 4年俸1,200万円以上
- 前々職と遜色ない好条件に惹かれ疑問を抱かずに安請け負いしてしまった反省もあり、給与はあまり重要視していませんでしたが、極端に減ると意欲が低下しますので相場よりも高めと把握しながらも1,200万円以上と希望しました。エージェントの方がうまく交渉してくれた結果と思いますが、希望を上回る1,300万円の提示をいただき大変満足しています。
- Qご転職された後、現勤務先における問題点や課題などありますか?
- 入職して間もないため問題点とは感じておりませんが、スタッフが私に頼ってくることが想像以上に少ないことに驚きました。前任の施設長の専門が内科ではなかったことが大きいようで、お願いしてもできないと断られることが多く、必然的に求めなくなった背景があるようです。過度な依存は困りますが、施設長としての責務を放棄してまで楽をしたいとは考えておりませんので、対応できることと応じられないことをしっかり協議・説明したうえで、臨機応変に対応していこうと考えています。また、無理せず加算を取れるのに取れていないものも幾つかあります。過去の反省もふまえ積極的に対応するつもりはありませんが、運営的には非常にもったいないので、加算についても現場と協議しながら無理のない範囲で対応していきたいと思います。
長期間にわたり老健施設の様々な経験を積んできたという自負もあり、冷静になれば期待を抱かせるような発言もしていたのかもしれません。その結果、短期間で前職を退職する結果に至ったことで、CMEさんにはかなり我儘な希望を伝えたものだと反省していますが、希望どおりの現職を紹介いただき本当に感謝しています。無理は禁物をモットーとして、現場との意思疎通を大切にしながら良い施設をつくることに寄与することで、受け入れてくれた現職の恩に報いようと考えています。
この度は本当にありがとうございました。